「小西」という名の由来は「興福寺から少し西」の意味という説もあります。
東に奈良公園や興福寺が有り、東向商店街が土産物屋や老舗を中心とする観光客向けの一面を見せるのに対し、小西通りは奈良の玄関口で奈良市旧市街で地元市民向けの食品、生活用品、衣料品を売る商店が多く、最も人通りの多い商店街として発展してきました。

1970年に「大阪万国博覧会」に合わせて、地上にありました近鉄奈良線が地下に入り、同時に駅舎も地下に潜りました。 その結果、裏通りであった小西通りが一躍表通りに出ることとなり、また、量販店のニチイ(現在は奈良ビブレ)が出店して、次に食品のスーパーが出店し、お買物のお客様も沢山通行されるようになりました。
奈良ビブレがニチイ奈良店跡に開業すると、地元市民向けの商店に混じって若者向けファッションビルも目立つようになり、昔ながらの商店と垢抜けたファッションビルが混在することも、この商店街の魅力の一つになっています。

平成2年1月に「商店会」から現在の「小西通商店街振興組合」を設立致しました。
国や奈良県、奈良市から高度化資金の補助を受け、お客様が安心してお買物や通行して頂ける商店街にとの思いから、アスファルトであった道を改良し、天然石の街路舗装にし街路灯も設置して「小西さくら通り」と命名いたしました。

また、商店街はアーケードが無いことで、見通しがきくことから、2階3階に店舗の出店があり、空き店舗が出るとすぐに2~3店の出店希望者があり、シャッターの閉まったお店は有りません。
現在では、奈良県下で一番多くの会員が集まっている商店街となっております。

小西通商店街振興組合
〒630-8224
奈良市角振町28ビルまあぁろー5F 605号